サラリーマンも長くやっていると新人や若手の教育担当になります。
僕は昨年は6人の後輩、今は30人弱の部下を見ているので、「教育をする」機会は多くあります。
最初の頃は我流でしたが、色々な人を教育して、またその他の人が教えているのを見て、そして本を読むなど勉強して、どうすればより良く教えられるのかがなんとなくですが分かってきました。
もちろん逆に、こうやったら失敗するなというのも分かってきました。
今回はその「分かってきた」事をまとめてみました。
サラリーマンには教育が必要
本題に入る前に・・・教育の必要性についてです。
仕事が出来る人にとって、教育って自分の時間を奪うムダな時間という認識があるかもしれません。
ただ、はっきり言って日本の会社・組織で働いているなら教育は必須です。
日本の会社は新卒一括採用・年功序列・終身雇用を採用している所が多くあります。
そのため、仕事が出来ない人が入社して、ずっと会社にいる可能性は非常に高くなります。
だから、「あいつは出来ない」、「新人は使えない」とか言ってても、その人がいなくなる事はありません。
だから、愚痴るより育てて戦力にした方がいいです。
自分のいる組織が教育を必要としている組織であるなら、腹くくって人を育てる覚悟をした方が賢いと思います。
教育時に気をつけるのは3つだけ
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
②フィードバックをする
③成長を指摘する
①山本五十六の言葉を守る
まず一つ目は、超有名な言葉である
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
を忠実に守って教育する事です。
これは知ってる人は多くいるんです。でも、実践していない。
特にだいたいの人がやってないのは、最初の「やってみせ」です。
パソコンでの入力作業、現場での機械を操作方法、打ち合わせの進め方など、要点だけ伝えて「じゃあ、やってみて」と言っても全くイメージが湧いていないと思います。
「こうゆう風にやるんだよ。」って、やってみせていますか?
②フィードバックをする
これもみんなやらない。
よくあるのは結果は確認してるけど、それについてのコメントを本人に言わないケース。
裏で他の人と悪口言ってるだけになってる場合をよく見る。なぜ本人に言わない・・・。
本人意外にフィードバックしても、それはただの悪口です。
自分がやった事が、良かったのか、悪かったのかが分からないと、次のアクションに移せません。
いわゆる、PDCAを回せるように、フィードバックを与えてあげましょう。
③成長を指摘する
最後に、モチベーションに一番効く事をお伝えします。
人間って、自分が成長していると感じるとモチベーションが上がります。
これを上手く使えるようになると、自発的に学ぶ様になりやすいです。
僕が思うポイントは、褒める事と組合す事です。
例えば、「さっきの資料よかったよ」ではなくて、「前の打ち合わせの資料より、分かりやすくなってる」と過去と比較して、成長している点を褒めると、効果的です。
もう一度、ポイントも含めてまとめると
教育時に気をつける3つの事+ポイント
②フィードバックをする ⇛本人に伝える
③成長を指摘する ⇛褒める事を組み合わせる
教育はまず自分から変わる
でも、「出来ない奴は出来ない」と仰る方もいると思います。
はっきり言ってその通りだと思います。
ただ、残念ながら人を変える事は出来ません。
だから、自分が工夫した方がずっと早いです。
もし、人を「出来ない」と思うくらい出来の言い方なら、きっと自分を変えて上手く対応出来るはずです。
上手く教育して、自分の仕事も楽にしちゃいましょう!